サルコペニア・フレイルの定義について解説します

リハビリ

 

サルコペニアとフレイルという言葉が、世間でもだいぶ浸透しつつありますが、何となく使われ方や捉え方が似ていてややこしいこともあるのではないでしょうか。

 

ということで、今回はサルコペニアとフレイルについてそれぞれの定義について簡単に解説します。

サルコペニアの定義

2018年に欧州の研究者を中心としたグループ(EWGSOP2)が発表したコンセンサスレポートによると、サルコペニアの定義は「転倒、骨折、身体機能低下、死亡など負のアウトカムの危険が高まった進行性かつ全身性の骨格筋疾患である」とされています。

 

かつて、加齢による筋肉量の現象はやむを得ないものと言われていましたが、昨今では適切な介入により改善すること、加齢以外にも原因があることがわかっています。

 

ちなみに、加齢変化のみによるものを「一次性サルコペニア」、活動量低下、ガンや臓器不全などの疾患、廃用症候群、栄養障害などその他の要因も関わるものは「二次性サルコペニア」と呼ばれます。

 

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フレイルの定義

フレイルはまだ定義の歴史的変遷が存在しますが、現在広く理解されているフレイルの基本的概念(身体的フレイル)として、

「加齢に伴う症候群(老年症候群)として、多臓器に渡る生理的機能低下やホメオスタシス(恒常性)低下、身体活動性・健康状態を維持するためのエネルギー予備能の欠乏を基盤として、種々のストレスに対して身体機能障害や健康障害を起こしやすい状態」

とされています。

わかりやすくいうと、身体機能を維持する上で必要なエネルギー予備能の欠乏状態です。

 

日本では将来の要介護状態のリスクになることが明らかにされています。

すなわち、フレイルの位置付けとしては自立と要介護状態の中間に位置する状態と言うことになります。

 

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まとめ

サルコペニアとフレイルの定義について解説しました。

サルコペニア、フレイルはともに身体機能障害に陥りやすい状態であり、フレイルは「エネルギー予備能が欠乏した状態」、サルコペニアは「骨格筋量や筋力が減少した状態」と言えます。ともに要介護状態へ陥りやすい状態であるため、この状態にいち早く気付き対応していくことが重要であると言えますね。

適切に対処していけるように、日々勉強していきましょう!

 

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